10月29日～11月01日 晩秋 九月中［霜降]次候 霎時施(小雨がしとしと降る頃)
いよいよ今年も11月に突入してしまいました。8月がすぎて9月も終盤にさしかかると一気に夕暮れが早くなって、昼の時間が短くなってきてしまうので、一段と1日がたってしまうのが早く感じてしまったりします。まだ5時前ですがすっかり夕焼け。今日はとっても綺麗な夕焼けですが、5時半にもなると完全に太陽は沈んでしまって、夕闇が周辺を覆いつくしてしまって夜が訪れてしまいます。短い秋、冬場の昼の時間帯を大切にしたいものです。今回の料理も前回の料理に引き続き、紫人参の登場となります。この紫人参を前回は炒めものに使いましたが、今回は煮物に使ってみました。最近は個性的な色合いの野菜達の色合いを活かしたくて白醤油等、色がつきにくい醤油を使ってきましたが、今回は普通に濃口醤油。でもちょっと量は控えめにして最低限野菜達に色合いがつきにくいようにはしていたりします。
全ての野菜、根菜類は食べ応えを感じれるように乱切りに。レンコン・ごぼうを使う際もあまり私は水にさらしてアク抜きをしませんが、今回はさっとさらしてこちらも最低限アクを除きました。あまりアクを抜きすぎてしまっても、ごぼうの香りやレンコンの風味が損なわれてしまったりもするので、お好みではありますが、あまり水にさらさずに使ったほうが味わいよくいただきやすいと思います。
そしてお肉は旨みたっぷりの鶏もも肉。胸肉はさっぱりしていますが、もも肉は胸肉と比べるとジューシーで味も濃く、料理によりますが、もも肉は煮ものに使っても、旨みの威力を発揮してくれて風味よく料理がいただきやすくなります。
そしてこの濃い旨みが醤油の香り、風味ともよくあって、根菜の中に染みこんでくれて、これをいただくとたまらなくご飯が進んでしまったりします。みりんも濃い目のコクと甘みが強いものを使っているので、この甘醤油仕立ての味わいはいただくと、心がほっと落ち着いてしまったりもします。
今回の料理では醤油で煮込んでいるので、紫人参が発色のいい紫色での仕上がりではないですが、煮物特有の柔らかい色合いで、皮の部分の濃い紫色と、中の部分の濃い橙色のグラデーションよく、シャキシャキ食感のレンコンよく、ごぼうの香りよく鶏肉の旨みよく美味しくいただくことができました。
★★★レシピ★★★
紫人参とレンコンとごぼうと鶏もも肉の甘醤油炒め煮
材料
紫人参 ごぼう レンコン 鶏もも肉 酒 みりん 醤油 水
＜＜ レシピシート ＞＞
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